仕事で成功するために重要なことはマインドセットを変えること

1. はじめに

皆さんは仕事で成功していると思えますか？仕事は順調ですか？この質問に答えるのはとても難しいと思います。仕事で成功している、または仕事が順調であると答えることができる人は限られた人なのかもしれません。

この記事のタイトルにあるように「仕事で成功するために重要なこと」は何なのか深く考えてみたことはありますか？もしかしたら、この記事を読んでいただくと多くの方の心に嫌なものがグサッと刺さってしまうかもしれません。

本記事では、仕事で成功できない人の要因が何なのかを深く掘り下げいき、成功するための必要な具体的な行動について解説ていきます。この記事の内容を知ることで、仕事で成功するために重要な要素を理解することができますので、是非、最後までお付き合いいただければ幸いです。

本記事は、仕事で成功したり仕事が順調と思うことができていない方に対して有益な情報を提供するということだけではなく、そのような方を抱える上司やいっしょに仕事をしている同僚、その人の仕事とは距離がある仲間にとっても有益な情報になると信じています。

2. 仕事で成功しないために重要な要素

仕事で成功しているとか順調であると実感することができずに不平不満を言っている方は多く存在します。その人は、恐らく自分自身は正しいと考えていて、周辺の環境や社会が悪いと思ってしまいがちです。

（1）仕事で成功しない人がするアドバイスへの回答

では、仕事で成功しない人に対して、例えばこう言ってみたり、助言をしてみたりしたとしましょう。「あなたが作成する顧客に向けたプレゼン資料は相手目線に立ったものではないので、相手目線で作成し直した方がよいです。」「この資料のこの表現は、顧客に誤解を与えかねないので、相手が納得できるように客観的なデータで提示した方がよい」「できるできないの判断を自分自身の話として考えるのではなく、企業としてどうできるのかを考えて対応しましょう。」これらはちょっと高度なアドバイスかもしれません。

それではもう少し簡単な例を示してみましょう。「机の周りが汚いので整理整頓をしてください。あたなの思考も整理されると思います。」「朝、職場に出社したら元気に挨拶をしましょう。それだけで職場の環境が明るくなります。」「このプレゼン資料はデータの裏付けがないので、データを用いて再整理してください。」

さて、仕事で成功しない人は何と答えるのでしょうか。簡単な例から、想定される回答をいくつか示してみます。

机の周りが汚いので整理整頓をしてください。あたなの思考も整理されると思います。　→　（仕事で成功しない人の回答例）別に整理整頓しなくても何がどこにあるのかくらいは分かります。それをすることに何の意味があるのですか？時間の無駄だと思います。
朝、職場に出社したら元気に挨拶をしましょう。それだけで職場の環境が明るくなります。　→　（仕事で成功しない人の回答例）大事なのは成果です。挨拶をしても生産性も成果もあげることはできません。何の意味があるのですか？みんなも挨拶していないのに、なぜ私にだけ言うのですか？だったら皆さんにも同じように言ってください。
このプレゼン資料はデータの裏付けがないので、データを用いて再整理してください。　→　（仕事で成功しない人の回答例）それをして何か意味があるのですか？私にはその対応をする時間が無いので、上司がして下さい。

（2）仕事で成功しない人の問題点

どうでしょうか？仕事で成功している人にとっては、理解ができない回答であり、だから成功しないのですと思うことでしょう。

そして仕事で成功していない人にとっては、この回答の何が悪いのか、ほぼ何も理解できていないのだと思います。

もう少し具体的に、心に嫌なものがグサッと刺さってしまうことを述べていきたいと思います。

これまで、仕事で成功しない人は、自分のやり方で対応してきているのです。成功している人を含めた他の人の言うことを素直に聞いて実行していないのです。

（3）仕事で成功しないために重要な要素

勘のよい皆さんは、もう分かってきましたね。仕事で成功しない一番重要な要素は、「人の言うことを聞かない」ことです。仕事で成功しない人はご自身が正しいと思っています。ご自身が成功したい、変わりたいと思っていたとしても、これまで変わることができなかったということは、自分自身の考え方が間違っていてそれにしがみついているということにほかなりません。

「そんなことをして意味あるのですか？」この考え方が成功できない全ての原因なのです。わざわざ成功しないために突き進んでいて、それがうまくいかないから、人や社会、環境のせいにしたりするのです。よく考えるとごくごく簡単で誰にでも分かることだと思いませんか？

今までのご自身が考えるやり方が正しいのであれば、成功しています。でも、それで成功していないのが現実なのです。

（4）仕事で成功することを妨げるもの

ご自身のプライドであり、新しいことにチャレンジする気持ちの欠如だったり、成功者の意見を謙虚な態度でよく聞く気持ちの欠如です。

筆者の実体験からすると、20代は素直で柔軟なので、意外とすぐに適応することができています。本当に吸収力が高く、適切な指導やコーチングがありさえすればという前提が搗きますが、どんどん成長して成功に近づいていくことができます。

30代が最も難しい時期になり、成功する人としない人のある意味で岐路に差し掛かる時期になります。状況としてはある程度、自分自身の仕事をできるようになってきますので、現状維持を求めたり、自分自身の狭いコミュニティや影響範囲の中で居心地の良い城を築き始めたりする時期になります。

40代になって上記のような30代を過ごしてしまうと、この先でマインドセットを変えることは、もちろん何度もやり直すことができるのですが、そのハードルは高くなっていきます。なぜなら、自分自身が長い年月をかけて蓄積したことを無駄だと言われてしまうのですから、それはプライドや自尊心がそれを許さずに、抵抗勢力になりやすい環境にあるということは間違いありません。