リーダーシップ

部下も自分も楽しく仕事ができ生産性を向上させるリーダーの役割

はじめに

「仕事が楽しくない!楽しくでき生産性を向上するための上司の枠割」このタイトルを見て「そんなことできる訳がない!」「理想論ばかり言って!机上の空論だ!」「現実はそんなに甘くない!」と思われる上司や先輩の方は多くいるでしょう。そして、恐らくそう思う方は、昭和生まれの方が多いのではないでしょうか。確かに、筆者も含めて、仕事は楽しいものというよりも、苦難に耐えてその先に成功があるような、そんな環境が標準だったという苦い記憶があります。でも、実際には、その苦難に耐えて努力して乗り越えたことで現在の立場を確立できているとも言えます。

さて、その過去の栄光は現代ビジネスでも通じるのでしょうか。筆者の答えは、残念ながら100%「NO!」です!当たり前です。時代背景も取り巻く社会情勢や社会環境も違います。変化する社会の中で、もちろん、理念や根本的に重要なことは普遍であることもありますが、必要なアプローチは変わるのが普通です。むしろ変わらないことを是とする体質が問題です。ここでは、仕事を楽しくでき生産性を向上するための上司の役割について話していきたいと思います。

仕事を楽しくすることはマイナスというバイアス

なぜか、仕事は辛いものであり、楽しいとは両極端にあるもののように捉えられていないでしょうか。例えば、近年のスポーツを例にとると、努力はもちろん必要でありますが、世界的に活躍している選手でネガティブな気持ちの人はいますか?ビジネスで成功を納めている人でネガティブな気持ちの人はいますか?ほぼ100%に近くの確率でネガティブな成功者はいません。みなさんポジティブです。筆者自身も会社員としていろいろ思うところはありますが、一定の役割や信頼も得られるところまできており、いたってポジティブです。

それではなぜ、ポジティブでいられるのでしょうか。まず、皆さん自身が目指したいことがある必要があります。

また、上司や先輩は、皆さんが目指したいことを応援し、いっしょに乗り越えていくというスタンスを持つことが重要です。上司や先輩が敵だったとしたら、搾取するようなテイカーだったとしたら、無関心だったり、突き放すような人だったとしたら、皆さんはついていきますか?もちろんついていきません。でも、クラシックなタイプの上司や先輩はこれが理解されません。何か、試練を与えて乗り越えさせることを使命のように考えていて、自分自身もそうだったから、あたなもそうあるべきでしょうという、意味不明な正義感をもってはいないでしょうか。

もし、皆さんが仕事を楽しく取り組もうとしていたら、「そんな甘い考えだからいつまでたっても仕事ができるようにならないんだ!」なんて意見や罵倒が飛んできそうです。そうです、クラシックなタイプの人は過去の経験が100%であり、苦しくなければ仕事ではないのです。楽しく仕事をするのは遊んでいると捉えられてしまうのです。

でも考えてみてください。私たちは顧客に対して求められるサービスや付加価値を提供することが使命です。なので、職場内では一致団結して連携し支え合い、チャレンジをして生産性を上げていくことが必須です。でも、職場内に敵がいたとしたら、そんな場所最低です。そんな敵にかまっている暇はありません。ただ、それが上司だったり先輩だったりするので厄介なことになってしまいます。

仕事を楽しくでき生産性を向上するための上司の枠割

それでは、仕事を楽しくでき生産性を向上するためには、上司や先輩はどうする必要があるのでしょうか。それは、部下や後輩を信頼し、時間をかけて寄り添い、励まし、チャレンジを後押しできる環境を築くことです。部下や後輩が困っているときに時間をかけて寄り添うことで生まれる信頼関係は、皆さまが思っている以上に絶大な効果があります。そして、その関係はトレードオフではなくて、Win-Winの関係にあります。

冷静に考えれば当たり前ですが、上司の皆さまはプレイングマネージャーだったりして余裕がありません。だから、「それぐらい自分で考えて対応して欲しい。」「それぐらいできるでしょう。」などと言った言葉を部下や後輩にかけてしまいます。でも、このマイナス面の影響を真剣に考えてみて欲しいです。信頼関係を失えば、部下や後輩は、努力が認められないし、どう対処してよいのか分からないまま、結果として手戻りや成果やサービスの品質が下がってしまいます。更に努力をしても報われないし、支援を得られないため、真剣に仕事に取り組くことを放棄し、生産性は低下します。また、心身ともに体調を崩してしまったり、退職してしまうケースも十分に起こり得ます。これって、本当は、最高のマイナスです。にも関わらず、上司や同僚は、ストレス下にあったり、広い視野で物事を捉えられていないので、そのような通常ではありえないような問題行動を起こしてしまいます。

本当に重要なことは、上司や先輩は、部下や後輩に対して時間をかけて寄り添い、励まし、認めて感謝して、コーチングしていくことです。時間をかけることをマイナスに思う人もいるでしょうか、中長期的な視点から費用対効果を考えれば、何か大事なことなのかは、明らかです。

筆者も時間をかけて寄り添いコーチングしていくことの効果を実感していますし、成長を実感できて、嬉しくてしかたがないという思いを抱くことができています。例えその時に部下や後輩が失敗したとしても、それは次の成功へのプロセスなので、責任は筆者自身がとればよいだけであり、その責任が重くて何か問題になったり、筆者自身の責任の及んだとしても、正直、何のマイナスでもありません。むしろ、筆者にとっては、それが、必要な失敗であり、未来の成功に必要なプロセスと考えることができます。

だって、人生って何度でもやり直しがききますし、それが仕事であればなおさらです。信頼できる仲間と取り組みチャレンジすることってとても楽しくないですか?チャレンジほど、私たちの気持ちを刺激して高揚させて、楽しく仕事をできるきっかけを作ってくれるものはありません。いきなり、何もかも取り組むことは難しいですが、まずはマインドセットを変えるというところから始めていけたり、そのきっかけになれば嬉しいです。

筆者も頑張ります。皆さんもいっしょに頑張っていきましょう。

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